|
【不十分な情報公開で痛くない腹を探られる!?】
ご存じの通り、公共事業は入札によって委託業者を決定します。
しかし、なにからなにまで入札をしているわけではありません。細かく見ていけば、
公募によって業者を募っている事業が少なくないのです。
もちろん、地域にマッチしたものを議論しながら作っていくことが大事ですから、
予算面のメリットだけを求めて入札ばかりしているより、多少お金がかかっても良いもの
を作っていくという姿勢はよいと思います。ところが、いま、この公募制にいまひとつ
透明性や公平性を感じられないことが、気になるところです。
公募して応募者の提案を吟味し、ちゃんと議論を重ねて選んでいるはずですが、
その成り行きが周囲からは見えません。隠しているわけではなくとも、見えるシステムに
なっていないのです。
そもそも、「いつの間に公募したのか?」と思うことがよくあります。聞いてみると
「インターネットで掲示したら4社からの応募があった。副市長と担当部課長で審査した
」といった答えが返ってきます。
公募するならするで、どのように公募を受け付けているのかを、もう少し誰の目にも
触れるような形で掲示すべきでしょう。また、公募の要項だけでなく、市としては
どうやっていきたいのか、それに対して応募業者はどんな提案をしてきたのか。
そういった内容を公開したうえで、審議会で選べばよいのではないでしょうか。
事業によっては、著作権が絡んでくる場合など、業者の提案のすべてを公開するわけには
いかないこともあるでしょうが、少なくとも、最終的にどの業者を選んだのか、きちんと
公表することは大事です。
市民から集めたパブリックコメントにしても、何がどれだけ取り入れられているのか、
いまのままではまったくわかりません。
公共事業を受託したいと思う業者の方であれば、そこまでしなくても、意識的に
市のホームページや市役所の掲示板、チラシ類をチェックされているかもしれません。
けれども、それが一般の目から見えなければ、無用の噂の元になりうるのです。
【まず福知山全体として教育をどうしていくのか】
7月に、北陵中・公誠小の小中一貫の構想が凍結されました。自分たちの地域を
自分たちでよくしていきたいという地域の熱い思いを受けて、3年前から話し合いが
進められてきたのですが……。
「地域の活性化にとって学校の存在は欠かせない」という地元の思いと
「子どもの教育環境の改善のために」という行政の理論を、同時に満たす結論は
なかなか出ません。
これは、北陵・公誠だけの問題ではありませんよ。福知山周辺の地域が同じように
抱えている課題です。全体としてどのような教育行政を進めていくのか。
「教育のまち 福知山」と謳っているからには、そこをまず明確にしてみなが同じ思いで
進んでいけるようにしなくては、せっかくの議論も日の目が見られませんね。 |