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【議員の本来の役割とは】
前回、議員生活の四年間を振り返って感じたことをお伝えしましたが、反省している点が、実はまだまだあります。
それは、議員の本来の仕事は何かという信念が、ときとして流されそうになることです。言い換えれば、流されておかねばならない状況の中で、舵取りの難しさを感じることがあるのです。
市議会では、やはり市長は社長です。職員も市長の言うことなら聞くという空気の中で、おもむろに市長に反旗を翻しているとと、陳情ごとが通りにくいという事実があります。
議員の弱い一面をずばり打ち明けますと、票をもらうために地域貢献をしなければならない。地域貢献をしようと思うと陳情を聞いてもらえないと困る。少しでも自分の地域をよくすることが優先。府会議員でも国会議員でもそうです。それが、いまの政治の世界です。けれども、これだけ合併してエリアが広くなってくると、そんなことを言っている時代ではないと思うのです。
市長が「カラスは白い」と言っても「カラスは黒い」と言える議員になりたい。そう言うと、会派の先輩方からずいぶん叱られたもんです。「そんなこと言ってたら、職員からも情報が入ってこなくなるぞ。もっと要領よくやれ」と。そんな自分の初心が、少しずつ抑えられてきたというか、自分でも抑えてしまうことがあります。そのこと自体が情けない気がして、大いに反省しているところです。
よく、「行政と議員は車の両輪です」と言われますが、いまの現状では、まるで一輪車みたいなものです。車の両輪であれば、適度に離れていて間に軸がある。ある程度距離をおきながら、一緒に街の良い方に向かっていくわけです。それが一輪車みたいにくっついで進んでいるのでは、安定感が悪すぎます。
昔からそうだったのでしょうが、次の選挙のためにも、自分の地盤が良くなっていくことを考える。結局は地域性なんですね。駅前から出るなら駅前の問題をお願いしに行くのが当たり前とか。小さな地域では、地元を代表してものを言ってもらうには、何党でも良いという発想すらあります。
けれども、学区内の問題、地元の要望なら、自治会長さんが動いてまとめることができます。いまは議員が駆け回って要望を聞いて回っていますが、年度の予算が決まってしまった後では、もう一年待ってもらうことになりますからね。
地元のことは、それはそれでやっていけばよいと思いますが、地元の陳情だけが議員活動ではないはずです。意志のある人が出てきて、市会議員なら、福知山全体が良くなることを考えないといけない。地元の戦いみたいな議員選挙でなしに、議員は福知山全体の未来を考えながら、行政の提案を精査していく。それが本来の仕事ではないでしょうか。
【ほかにもいろいろ〜議会改革】
議会については、変えていくべきだと思うことがたくさんあります。
たとえば予算立てです。これは大事なことなのですが、いままでは各委員会ごとに予算を審議するだけでした。時間はかかりますが、みんなで総括質問する場を持って、審議を深めていくべきでしょう。
また、議会では、議長・副議長がころころ変わります。常任委員会の委員長もそうです。2年なら2年と、ちゃんとした内規でもって決めておけばよいと思うのですが。
監査委員会の方は、議会から一人、そして一般の人が一人、この二人が監査委員です。一般の人といっても市のOBなんですが。しかし、監査の本当の役割を考えれば、もっと会計に強い人を入れて、いろんな監査をしてまわるしっかりした組織にしたいものです。 監査は議会三役の一つなので、会計のことをろくに知りもしないで「判子を押すだけ」「ちょっと質問をするぐらいでいい」といって監査委員になりたがる人もいます。これでは困るんです。やはり、可・不可を突き詰めていくだけの知識がなければ、本当の意味での監査は務まりません。
ボランティアではなく報酬をいただいてやっているのですから、議員は普段からきちんと勉強しておくのが当たり前ですし、議会という組織のあり方ももう少し考えていかないと、なめられてしまうように思います。 |